SUUNTO D4i 電池交換

 ダイビングコンピューターのSUUNTO D4iの電池交換について説明します。

バッテリー切れの警告
スポンサーリンク

はじめに

 SUUNTO D4iの電池交換は、お店にお願いすると1万円前後しますね。※正確には出したことがないので分かりません。そのくせ、電池はもって2年位で切れます。電池交換はとても高いので、私は自己責任を承知の上で、自分で交換します。私は、これで3回目で、当然壊れる様な経験はしておりません。

準備

交換部材の入手

交換部材

 日本で正式にSUUNTOの交換部材を入手することは、できないと思われます。私も探しましたが、売っておりません。海外から輸入するかオークションなどを利用して交換部材を入手します。私はオークションで見つけたときに、購入します。
 電池は汎用的なモノなので、普通に入手出来ると思います。互換品もあり、私自身も使ったこともあります。
 グリースは過去にカメラ用のモノを活用した実績がありますので、これも入手は可能かと思います。
 問題はOリングですね。過去に交換せずに清掃して再利用したことがあるので、無くても大丈夫な場合もあると思います。ただ、劣化したら終わりなので、上手く見つけて確保する必要があります。

必要な道具

必要な道具

 必要な道具は、以下の通りです。
・トルクス(T5)
 SUUNTOのネジの開け閉めに利用します。ホームセンター等で入手して下さい。
・ブロワー
 ホコリは大敵なので、ブロワーで飛ばします。
・爪楊枝
 汚れを落とすのに使います。
・綿棒
 汚れを落とした跡の清掃に使います。無水アルコールがあるとベストです。
・サランラップ
 グリースを広げるのに利用

T5です。

手順

裏蓋の取り外し

裏蓋の下側のネジ

 最初はネジの取り外しから行います。いきなりやって大丈夫です。海で使うので良く水抜きしていても、汚れは付きますね。

上のネジ。トルクスで外しております。

 いよいよ開きます。写真は上のネジです。2本でとまっております。

下のネジを外したところ。

 裏蓋はネジを外しても、外れてきません。汚れや海水の塩等で多少固着しております。これをネジ部分の出っ張りに爪を引っかけて、引っ張り上げます。

裏蓋が外れたところ

 裏蓋が外れました。中はとても綺麗ですが、周りは汚れております。

取り外した、裏蓋の側面

 裏蓋の側面を見ると、ここにOリングがあります。外部側(写真右側)は、汚れがたまり汚いです。内側(写真左側)は、綺麗ですね。正常に防水が効いていた証拠ですね。

Oリングの取り外し

 Oリングを取り外します。交換する場合は、気にせず外せばよいのですが、再利用する場合キズを付けない様に慎重に取り外して下さい。

パーツの清掃

裏蓋の側面を清掃

 裏蓋の側面は、爪楊枝で汚れを取ります。爪楊枝を私が使うのは、裏蓋にキズを付けないためです。金属製などつかってキズを付けない様にしましょうね。
 その後綿棒で、溝を清掃します。この時、無水アルコールがあるとベストです。
 ※写真は綿棒のホコリが付いていますが、これはとりつけるときにブロワーで飛ばしています。

本体側の清掃

 本体側も爪楊枝等で、汚れを慎重にとります。中は精密機器なのでゴミが落ちない様にします。周りも、綿棒等で綺麗に掃除したら、ホコリはブロワーで飛ばします。

取付

電池を交換します

 電池は、のせるだけです。難しいことは何もないです。

グリースの準備

 付属のグリースは、サランラップの上に出します。サランラップ上は、綺麗なのでゴミ等が付かなくするためです。ここにOリングを落として、良くなじませます。

新しいOリングの取付

 グリースを良くなじませたOリングを、裏蓋に取り付けます。この際、本体側に余分なグリースが付いてしまうと思いますが、本体内にグリースが余計に入るのを防ぐために、拭き取ります。
 ここでOリング周りや、本体の内側側面(Oリングがあたる部分)にホコリや髪の毛のようなゴミがないか良くチェックします。ここが一番、注意が必要です。
 外したときと逆の手順で裏蓋を本体に取り付けます。
<<重要>>
 ネジで固定するまでは、本体に裏蓋を押し込んでも、押し込んだときに内圧が上がって、手を離すと、裏蓋が浮いてきます(外れます)。これが重要で、中に押し込むときに、空気が抜けて、スポット入る様だと、Oリングが正しく機能していないです。内圧に逆らう様に押し込む感じが正しいです。あとは、押さえ込んだままネジ止めすれば大丈夫です。

動作確認

 動作確認

 動作確認は、ダイビングモードにしてBattery Okと表示されれば終了です。
 コンピュータのダイブログなど消えずに残っていますよ。時刻は合わせましょう。
 本当の動作確認は、水圧をかけるしかないのですが、これは特別な機材がないと出来ないので、ダイビングの本番で実績を積むしかありません。ダメなときはダメなのでしょう。今まで壊れたことはありませんが、自己責任でお願いしますね。

コメント